平日の会社帰りに通える渋谷の内科クリニック

人間ドックを受けるかどうかの選択

人間ドックで必ずしも最良の結果につながるとは言えません。中には検査数値の読み間違いや、読影の誤りから、不必要な再検査が要求されることもあります。また、人間ドックの検査で体に傷をつけてしまったり、被爆してしまう危険性もあります。ただ、それでも大きな病気の予防の目的から見ると、多少のリスクはやむを得ないと考えられます。

検査技師も人間ですから、時には失敗することもあります。検査医師の見立てが悪く、検査結果がその後の治療に反映されないこともあるでしょう。しかし、がんなどの死亡率が高い病気に対しては、受けないよりも受けて早期発見・治療に結び付けられた方が得られるものは大きいと考えられます。早い段階で見つけることができれば、リスクの高い手術を受けなくて済んだり、予後も良い状態を期待できる可能性が高くなります。

誰だって人間ドックで病気を発見されるのは怖いものです。知らずに、今まで通りの生活を過ごしたいと感じるのはみんな同じです。人間ドックはもしかしたら平穏な日常を奪ってしまうかもしれません。逆に早期発見・治療で健康に生きる時間を延ばしてくれるかもしれません。

人間ドックは国民全員が必ずしも受けなければならない義務はありません。それだけに、受けるか受けないかは自己判断に委ねられます。どちらを取るかは自分次第です。選択の余地がある検査なので、自分がどのように今後生きていきたいのかも踏まえつつ、判断することが大切です。

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