人間ドックというと、「病気を発見する」のが目的なので気持ちが進まないことも多いです。理屈としてはわかっていても、病気の有無を知るのは怖いことですし、面倒な検査や痛い検査を受けたくないということもあります。それならば、その気持ちを少しほぐしてくれる、旅行がてら受けられる人間ドックを利用すると良いです。旅行がてら受けられる人間ドックは確かにまだ受けられる件数は少ないです。
しかし、探せば一つや二つはヒットします。このようなタイプの人間ドックだと、検査がおまけのようになって、ほとんど信憑性がないのではと不安になるかもしれませんが、そんなことはありません。一般の検査機関と同様に、臨床検査技師が検査を行ってくれます。そのほかのメリットとして、病院や検査機関に行くことを頑なに拒んでいる人も比較的行きやすいということがあります。
確かに、旅行は旅行で行って、検査は検査で受ければ良いではないかと思われるかもしれません。実際、受けられるところも限られてくるのですから、そのような考え方は正しいです。しかし、どうしても行きたくない、という相手に対しては一定の有効性を持つと考えられます。夫婦であればなおさら相手の健康状態は気になるものですが、片割れが検査を頑なに拒んでいるというときに、「旅行がてら二人で人間ドックを受けてみないか」と誘うだけでも、普通に受ける検査よりも、だいぶほんわかした気分で受検することが出来そうです。