最近では「安さ」を売りにした人間ドックの施設も登場しています。一般的に検査費用がかさみがちな人間ドックですが、なぜ他の施設よりも安くすることが可能なのでしょうか。これに大きく関わっていることの一つとして、施設の「立地」があげられます。賃貸物件などでも東京のような都心部と地方では大きく賃料に差があるように、検査施設も都心部のような一等地に居を構えているところは、それだけでも費用がかかります。
そのためか、一般的に立地のよい施設は人間ドックの費用が他よりも高い傾向にあります。逆に、駅から離れたあまり立地の良くない施設には検査費用が安めのところが多いようです。特に一等地にあるような施設は、競争が激しくて内装を豪華にしたり、検査以外のサービスをつけたりと、お金がかかっています。なので、検査料金が高くなりがちです。
そのほか、扱っている検査項目数が多いと、料金・価格が上がる傾向にあります。特にMRI・PET・超音波などの画像技術を持っている施設だと、それらの医療機器自体に高額の費用がかかっているので、検査料金にそれが反映されてしまうことが多いです。最先端の医療機器を扱っているというところは、かなりお金がかかることを覚悟して行かなければならないでしょう。高い、安いの差はありますが、自分がどのような検査を受けたいのか、交通手段はあるのか、によっても選ぶべき場所は変わってきます。
予算と目的のバランスを考えつつ選ぶようにしましょう。